島ごと美術館

〜島の風景と一緒に味わう〜
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作品
@1羽の鳥の為に
A風の中で
B空へ
C凪のとき 赤いかたち/傾
D波の翼  
E地上と地下の間で
Fねそべり石
G球を包む幕舎
H海からの贈り物
Iうつろひ
J飛石
K千里眼
Lベルデールせとだ
M地殻
N塩池
OCATS DANCE
P空/海 YURAGI

作品展示場所
£番外編  
わしもみてきた
 
松永真(まつなが しん)       
「千里眼 "のぞいてみよう、瀬戸田から世界が見える"」


せんりがん

炭素鋼鋼管(エポキシ塗装)
1500cm×451cm×46cm





 私は彫刻家ではありません。グラフィック・デザイナーです。 そんな私が今回「せとだビエンナーレ」にノミネートされたのは、昨年の春、 銀座の和光でメタルフリークスと称した、掌に載るほどのブロンズ彫刻シリーズを発表したことが、きっかけでした。

決して私が彫刻家に転身しようというわけではありません。それは制約の多いデザインの仕事の反動としての、 私の創作衝動の純粋な発露にすぎなかったのです。 何の目的もなく、生まれでたメタルフリークスたちがこのような大役を導き出すとは、まさに予想もしないことでした。
彫刻家でない私には、作家としてのスタイルがあるわけではありません。 自然と、この「せとだビエンナーレ」をデザイナーの目で見つめることになりました。 島の人たちが、作品をどのように眺め、何を想うのか。あるいは島を訪れた人たちに何を感じて欲しいのか。 そんなことを考えながら、瀬戸田町を訪ね、海を眺めたのです。

“のぞいてみよう、潮戸田から世界が見える。”

この作品には、このようなキャッチフレーズがついています。 海は、その広がりだけでなく、彼方にある未知の世界を私たちの心に描き出します。 海を前にした島の暮らしに、ワクワクするような導線を与えてみたかったのです。 そして「島ごと美術館」を目指すこのビエンナーレの、世界に向けた発信を象徴する気分もありました。
「千里眼」。メタルフリークスとして生まれたこの作品は、ここに最もふさわしい場所を見つけたと言えるでしょう。





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