島ごと美術館

〜島の風景と一緒に味わう〜
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作品
@1羽の鳥の為に
A風の中で
B空へ
C凪のとき 赤いかたち/傾
D波の翼  
E地上と地下の間で
Fねそべり石
G球を包む幕舎
H海からの贈り物
Iうつろひ
J飛石
K千里眼
Lベルデールせとだ
M地殻
N塩池
OCATS DANCE
P空/海 YURAGI

作品展示場所
£番外編  
わしもみてきた
 
植松奎二(うえまつ けいじ)       「凪のとき赤いかたち/傾」  

なぎのときあかいかたち_かたむき

御影石・鉄(ポリウレタン塗装)
500cm×230cm×100cm




   人が立っているのも、樹々が立っているのも、すべて重力に反してである。 僕達の感覚の根底には、無意識のうちに重力感覚がある。

 赤い円錐体が微妙な緊張の中でかろうじて空間に傾いて立っている。 さかさになった円錐体は大地の石の上に、地球に向かって、斜めに立った石は空に向かって伸び、 あるいは空から地上に落ちてきた石塊のようにある。

 円錐体の先端と大地との間には新しい地場が、一つの静止の時間が生み出されている。 そこには地球の引力あるいは重力、支えと重力、重さとバランス、物の存在のあやうさ、地球の部分としての石の存在がある。

 地球のある一点としての瀬戸田町の海辺と山の間。風と凪、潮のみちひき、波の音、海の水平線あるいは空気のながれの中に、 空間の安定と空間の崩壊の境目にある関係がみえてくる。

 見る人々の視点の移動によってさまざまな形と風景をつくり出し、人々が身体で感じとれるような、 空間にふれるような場でありたいと願っている。







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